macOS Big Sur 11.3(20E232)リリース。26件の新機能・機能改善、7件のバグ修正、59件のセキュリティ問題に対応したメジャーアップデート。アップデートすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などを紹介

2021年4月27日。前回のリリースから7週間。macOS Big Sur 11.3(20E232)がリリースされました。26件の新機能・機能改善、7件のバグ修正、59件のセキュリティ問題に対応したメジャーアップデートです。

本記事ではmacOS Big Sur 11.3にアップデートすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などを紹介します。

なお、iPhone用のiOS 14.5、iPad用のiPadOS 14.5、Apple Watch用のwatchOS 7.4も同時にリリースされています。該当する機種をお持ちの方はアップデートをご検討ください。

また、旧バージョンであるmacOS 10.15 Catalina、macOS 10.14 Mojaveのセキュリティアップデートとなる、セキュリティアップデート2021-002 Catalina、セキュリティアップデー 2021-003 Mojaveもリリースされています。諸事情により当該OSをご利用の方はアップデートをご検討ください。

 

目次

macOS Big Sur 11.3 に更新すべき?待つべき?

今回のアップデートは11.2.3から11.3へと2番目の数字が変更となるメジャーアップデートです。

26件の新機能・機能改善ならびに7件のバグ修正が含まれます。

また37のカテゴリで59件のセキュリティ問題(CVE)への対応が行われています。

以上から、macOS BIg Sur 11.3にアップデートして良いのは次の方です。

  • AirTagを使いたい方
  • M1 MacでiPhone/iPadアプリを楽しみたい方
  • 絵文字をバリバリ使いたい方
  • その他該当する不具合が発生している方
  • セキュリティ意識の高い方
  • 最新版にしたい方

アップデートを待った方が良いのは次の方です。

  • 慎重派の方
  • 問題が発生した際に自分で対応できない方

今回はメジャーアップデートということで、1ヶ月以内に不具合を修正したマイナーアップデートが出る可能性が高いため、新機能を利用しない慎重派の方は1ヶ月程度様子を見ることをオススメします。

 

macOS Big Sur 11.3 への更新後の不具合の有無について

2021年4月29日15:00現在、

  • MacBook Retina 12-inch Early 2015
  • Mac mini M1, 2020
  • MacBook Pro 13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports

をmacOS Big Sur 11.3 に更新しましたが、

  • 起動しない
  • 再起動を繰り返す
  • 通信できない

などの不具合は発生していません。

その他、何か見つけた際には更新します。

 

macOS Big Sur 11.3 のサイズ、更新所要時間は?

実機で確認したmacOS Big Sur 11.3 のサイズ、更新所要時間は次のとおりです。

MEMO
※時間未記入なものは執筆時点で時間が確認できないため、確認後追記します。
# 機種 更新前
バージョン
サイズ 全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
バージョン
1 MacBook Pro (13-inch,
Two Thunderbolt 3 ports)
11.2.3
20D91
5.71GB –分 –分
※1
–分 11.3
20E232
2 Macbook Retina,
12-inch, Early 2016
11.2.3
20D91
5.71GB –分 –分
※2
–分 11.3
20E232
3 Mac mini, M1 2020 11.2.3
20D91
5.71GB –分 –分
※1
–分 11.3
20E232
4 MacBook Retina,
12-inch, Early 2015
11.2.3
20D91
5.71GB 92分 63分
※1
29分 11.3
20E232

※1:有線LANを使用
※2:Wi-Fiを利用

最低120分、できれば150分Macを使わずに済む時間を確保ください。

TimeMachineによるバックアップを行う場合にはプラスαでバックアップする時間を確保してください。

Macbookに関しては、

  • 安定・高速なWi-FI接続、または、有線LAN
  • 電源

環境を整えた上で作業することを強く推奨します。

 

macOS Big Sur 11.3 の内容について

システム環境設定のソフトウェア・アップデートを選択すると次の画面が表示されます。

「このMac用のアップデートがあります macOS Big Sur 11.3」と表示されます。

「詳しい情報…」をクリックすると詳細が表示されます。

上にはサイズ、下のボックスにはアップデートの詳細が記載されています。

macOS Big Sur 11.3のMac mini (M1, 2020)、IntelプロセッサのMacBook 12-inch Retina 2016、MacBook Pro (13-inch, 2016 Two Thunderbolt 3 ports) のサイズはすべて同一の5.71GBでした。

注意
サイズは機種によって異なる場合があります。

macOS Big Sur 11.3では26件の新機能、機能改善と7件のバグ修正が含まれます。

macOS Big Sur のアップデートの新機能」にmacOS Big Sur 11.3の詳細が記載されるはずですが、2021年4月29日15:50現在まだ記載されていません。
(英語版である「What’s new in the updates for macOS Big Sur」には記載されています。翻訳待ちの状態です。)

こちらによると英語版では上記の対応の他に、

  • Siri(1件)
  • News(2件)

の対応が記載されています。

MEMO
macOS Big Sur全体については、公式サイトの「macOS Big Sur」「macOS Big Surで利用できる新機能。」をご確認ください。

 

macOS Big Sur 11.3 のセキュリティコンテンツについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」で「macOS Big Sur 11.3」をクリックすると「macOS Big Sur 11.3 のセキュリティコンテンツについて」が表示されます。

macOS Big Sur 11.3では37カテゴリで59件のセキュリティ問題(CVE)に対応していることがわかります。

# カテゴリ 件数 CVE番号 macOS Big Sur macOS Catalina macOS Mojave
37カテゴリ / 59件 26カテゴリ / 32件 24カテゴリ / 30件
1 APFS 2件 CVE-2021-1853
CVE-2021-1797



2 AppleMobileFileIntegrity 1件 CVE-2021-1849
3 Apple Neural Engine 1件 CVE-2021-1867
4 アーカイブユーティリティ 1件 CVE-2021-1810
5 オーディオ 1件 CVE-2021-1808
6 CFNetwork 1件 CVE-2021-1857
7 CoreAudio 2件 CVE-2021-1846
CVE-2021-1809



8 CoreFoundation 1件 CVE-2021-30659
9 CoreGraphics 1件 CVE-2021-1847
10 CoreText 1件 CVE-2021-1811
11 curl 2件 CVE-2021-8286
CVE-2021-8285



12 DiskArbitration 1件 CVE-2021-1784
13 FaceTime 1件 CVE-2021-1872
14 FontParser 1件
2件
CVE-2021-1881
CVE-2020-27942



15 Foundation 2件 CVE-2021-1882
CVE-2021-1813



16 Heimdal 2件 CVE-2021-1883
CVE-2021-1884



17 ImageIO 6件 CVE-2021-1880
CVE-2021-30653
CVE-2021-1814
CVE-2021-1843
CVE-2021-1885
CVE-2021-1858















18 Installer 1件 CVE-2021-30658
19 Intel Graphics Driver 4件 CVE-2021-1841
CVE-2021-1834
CVE-2021-1805
CVE-2021-1806









20 カーネル 5件 CVE-2021-1860
CVE-2021-1840
CVE-2021-1851
CVE-2021-1832
CVE-2021-30660












21 libxpc 1件 CVE-2021-30652
22 libxslt 1件 CVE-2021-1875
23 ログインウィンドウ 1件 CVE-2021-1824
24 メモ 1件 CVE-2021-1859
25 NSRemoteView 1件 CVE-2021-1876
26 環境設定 3件 CVE-2021-1815
CVE-2021-1739
CVE-2021-1740






27 Safari 2件 CVE-2021-1861
CVE-2021-1855



28 SampleAnalysis 1件 CVE-2021-1868
29 smbx 1件 CVE-2021-1878
30 システム環境設定 1件 CVE-2021-30657
31 Tailspin 1件 CVE-2021-1868
32 tcpdump 1件 CVE-2020-8037
33 Time Machine 1件 CVE-2021-1839
34 WebKit 4件 CVE-2021-1825
CVE-2021-1817
CVE-2021-1826
CVE-2021-1820









35 WebKitストレージ 1件 CVE-2021-30661
36 WebRTC 1件 CVE-2020-7463
37 Wi-Fi 3件 CVE-2021-1828
CVE-2021-1829
CVE-2021-30655






38 wifivelocityd 1件 CVE-2020-3838
39 Windows Server 1件 CVE-2021-1873

 

macOS Big Sur 11.3 更新手順

macOS Big Sur 11.3への更新手順は次のとおりです。

1.【システム環境設定】アイコンをクリックし起動します。

2.【ソフトウェア・アップデート】アイコンをクリックします。

3.「このMac用のアップデートがあります macOS Big Sur 11.3」と表示されていることを確認し、【今すぐアップデート】をクリックします。

4.ライセンス契約の画面が表示されたら【同意する】をクリックします。

5.ダウンロードが始まります。

準備中となります。

6.【今すぐ再起動】をクリックします。

注意
明示的に【今すぐ再起動】をクリックしなくても60秒後に自動的に再起動が始まります。

7.ログイン後「このMacは最新の状態です - macOS Big Sur 11.3」と表示されることを確認します。

MEMO
自動的に表示されない場合は、「システム環境設定」→「ソフトウェア・アップデート」をクリックしてご確認ください。

以上でmacOS Big Sur 11.3へのアップグレードは完了です。

 

macOS Big Sur 11.3 適用確認方法

macOS Big Sur が更新されているか確認するには次の手順で確認します。

1.メニューバーの【リンゴマーク】をクリックします。

2.表示されたメニューから【このMacについて】をクリックします。

3.macOS Big Sur バージョン 11.3と表示されることを確認し、【システムレポート…】をクリックします。

4.左ペインをスクロールし【ソフトウェア】をクリックし、左ペインの「システムのバージョン」が「macOS 11.3 (20E232)」と表示されることを確認します。

MEMO
「カーネルのバージョン」が上がり「Darwin 20.4.0」となっています。

5.さらに、左ペインで「ソフトウェア」→「インストール」の順にクリックし、右ペインのソフトウェア名に「macOS 11.3」と表示されることを確認します。

注意
M1モデルのMacの場合、インストールに表示されない場合があります。

以上で確認は終了です。

 

おわりに

7週間ぶりのアップデートはiOSと足並みを揃えるメジャーアップデートとなりました。

AirTagへの対応の他にM1 MacにおけるiPhone / iPadアプリのへの親和性を高めるアップデートになっているという印象を受けます。

その他、何か不具合があった場合には更新していきます。

では、今回はこの辺で。

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
Apple製品、電子小物など、新しいものが大好き。
インターネットビジネス、ブログ運営など、学ぶことが大好き。
グルメ、旅行、映画鑑賞、音楽鑑賞など、楽しむコトが大好き♪
でぐっちの知見と体験が世の中に広まり、役に立つことを願って。

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