- 【更新】2020年12月15日。macOS Big Sur 11.1がリリースされました。詳しくは次の記事を参照ください。
macOS Big Sur 11.1(20C69)リリース。17件の機能追加・改善、5件のバグ修正、17件のセキュリティ問題(CVE)に対応。アップグレードすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などを紹介
2020年6月2日。前回のリリースからmacOS Catalina 10.15.5追加アップデート(19F101)がリリースされました。1件のセキュリティ問題(CVE)への対応が含まれるメンテナンスリリースとなっています。
なお、同時にiPhone用OSのiOS 13.5.1、iPad用OSのiPadOS 13.5.1も、AppleWatch用OSのwatchOS 6.2.6もリリースされています。
対応機種をお持ちの方で未確認の方は合わせてご確認ください。
今回、旧OSであるmacOS High Sierra (10.13)についても、Security Update 2020-003 High Sierraがリリースされています。
旧OSをご利用の方はセキュリティアップデートをご検討ください。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート 更新すべき?待つべき?
macOS Catalina 10.15.5追加アップデートは、セキュリティリリースの位置づけとなります。
- 1件のセキュリティ問題(CVE)への対応
のみが含まれています。
前回のメジャーリリースから5日。OSのバージョンは19F101と末尾の数字が5つ増えていますが、基本的にはカーネルの脆弱性問題への緊急対応です。
macOS 10.15.5にアップデートした方は早めに更新することをおすすめします。
その他の方はまず2週間様子見するのはアリだと思います。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート 更新後の不具合の有無について
2020年6月2日22:00現在、
- MacBook Retina 12-inch Early 2016
- iMac 27-inch, Late 2013
にmacOS Catalina 10.15.5追加アップデートをインストールしましたが、
- 起動しない
- 再起動を繰り返す
- 通信できない
などの不具合は発生していません。
Apple製品を中心とした情報を公開しているブログ「gori.me」によると、「16インチ型MacBook Pro (2019)をmacOS Catalina 10.15.5に更新後、スリープから復帰せず、クラッシュする不具合が発生している」とのこと(記事はこちら)。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデートに更新後も現象は発生し続けているようです。
参考 16インチ型MacBook Proの内蔵ディスプレイを活かしたトリプルディスプレイ(+iPad Pro)作業環境 | ゴリミーゴリミーその他、何か不具合を見つけた場合には更新します。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート サイズ、更新所要時間は?
実機で確認したmacOS Catalina 10.15.5追加アップデートのサイズ、更新所要時間は次のとおりです。
# | 機種 | 更新前 バージョン |
サイズ | 全体 所要時間 |
ダウンロード 所要時間 |
インストール 所要時間 |
更新後 バージョン |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Macbook Retina, 12-inch, Early 2016 |
19F96 | 1.2GB | 36分 | 5分 ※1 |
31分 | 19F101 |
2 | iMac 27-inch, Late 2013 |
19F96 | 1.2GB | 31分 | 7分 ※2 |
24分 | 19F101 |
※1:Wi-Fiを利用
※2:有線LANを利用
最低45分、できれば1時間Macを使わずに済む時間を確保ください。
TimeMachineによるバックアップを行う場合にはプラスαでバックアップする時間を確保してください。
Macbookに関しては、
- 安定・高速なWi-FI接続、または、有線LAN
- 電源
環境を整えた上で作業することを強く推奨します。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート 修正内容について
「ソフトウェア・アップデート」の画面には次のように表示されます。
「詳しい情報…」をクリックすると詳細が表示されます。
macOS 10.15.5のMacbookでは1.2GBのサイズとなっています。
下の部分に詳細が記載されていますが、macOS Catalina 10.15.5追加アップデートについてはセキュリティアップデートに関する記載のみで、バグ修正、改善に関する記載はありません。
公式サイト「macOS Catalina のアップデートの新機能」にも、macOS Catalina 10.15.5追加アップデートに関する情報は記載されていません。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート セキュリティコンテンツについて
公式サイト「Apple セキュリティアップデート」の「About the security content of macOS Catalina 10.15.5 Supplemental Update, Security Update 2020-003 High Sierra」にmacOS Catalina 10.15.5のセキュリティ対応について記載されています。
それによると、macOS Catalina 10.15.5に存在していたKernelの1件のCVE(Common Vulnerabilities and Exposures; 共通脆弱性識別子 ≒ セキュリティ問題)への対応が行われています。
アップデートを強くオススメします。
macOS HighSierra (10.13.6)のセキュリティアップデートもリリース
今回、旧OSであるmacOS HighSierra (10.13)について、Security Update 2020-003 High Sierraがリリースされています。
macOS HighSierra 10.13.6について、macOS Catalina 10.15.5と同じ1件のセキュリティ問題への対応が行われています。
まだ、macOS HighSierra 10.13.6をご利用の方はアップデートすることをオススメします。
macOS Mojave 10.14.6についてはセキュリティ問題への対応はありません。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート 更新手順
自動的に再起動、インストールが実施されます。
以上でmacOS Catalina 10.15.5追加アップデートのインストールは完了です。
macOS Catalina 10.15.5追加アップデート適用確認方法
macOS catalina 10.15.5追加アップデートがインストールされているか確認するには次の手順で確認します。
さらに、左ペインで「ソフトウェア」→「インストール」の順にクリックし、右ペインのソフトウェア名に「macOS Catalina 10.15.5追加アップデート」と表示されることを確認します。
以上で確認は終了です。
おわりに
iMac 27-inch, Late 2013、Macbook 12-inch, Early 2016をmacOS Catalina 10.15.5追加アップデートに更新しましたが、特に気づく不具合は発生していません。
思ったよりも早く追加アップデートがリリースされました。不安な方は2週間は様子を見てください。
何か不具合があった場合には更新していきます。
では、今回はこの辺で。
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macOSリリース履歴
2020年09月25日 macOS Catalina 10.15.7(19H2)リリース
2020年08月13日 macOS Catalina 10.15.6追加アップデート(19G2021)リリース
2020年07月16日 macOS Catalina 10.15.6(19G73)リリース
2020年06月02日 macOS Catalina 10.15.5追加アップデート(19F101)リリース
2020年05月27日 macOS Catalina 10.15.5アップデート(19F96)リリース
2020年04月08日 macOS Catalina 10.15.4追加アップデート(19E287)リリース
2020年03月25日 macOS Catalina 10.15.4(19E266)リリース
2020年01月29日 macOS Catalina 10.15.3(19D76)リリース
2019年12月11日 macOS Catalina 10.15.2(19C57)リリース
2019年10月30日 macOS Catalina 10.15.1(19B88)リリース
2019年10月16日 macOS Catalina 10.15追加アップデート(19A602)リリース
2019年10月08日 macOS Catalina 10.15(19A583)リリース