macOS Big Sur 11.3.1（20E241）リリース。2件のセキュリティ問題に対応したマイナーアップデート。アップデートすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などを紹介

2021年5月4日。前回のメジャーリリースから1週間。macOS Big Sur 11.3.1（20E241）がリリースされました。2件のセキュリティ問題に対応したマイナーアップデート（セキュリティアップデート）です。

本記事ではmacOS Big Sur 11.3.1にアップデートすべきか否か、サイズ、更新所要時間、更新後不具合などを紹介します。

なお、iPhone用のiOS 14.5.1、iPad用のiPadOS 14.5.1、Apple Watch用のwatchOS 7.4.1も同時にリリースされています。該当する機種をお持ちの方はアップデートをご検討ください。

macOS Big Sur 11.3.1 に更新すべき？待つべき？

今回のアップデートは11.3から11.3.1へと3番目の数字が付加されるマイナーアップデートです。

バグ修正に関する記載はなく、1件のセキュリティ問題（CVE）への対応のみとなっています。

以上から、macOS BIg Sur 11.3.1にアップデートして良いのは次の方です。

• macOS Big Sur 11.3にアップデートした方
• セキュリティ意識の高い方
• 最新版にしたい方

アップデートを待った方が良いのは次の方です。

• 慎重派の方
• 問題が発生した際に自分で対応できない方

今回はメジャーアップデートから1週間でリリースされたマイナーアップデートであり、新機能を利用しない慎重派の方はあと3週間程度様子を見ることをオススメします。

macOS Big Sur 11.3.1 への更新後の不具合の有無について

2021年5月5日21:30現在、

• Mac mini M1, 2020

をmacOS Big Sur 11.3.1 に更新しましたが、

• 起動しない
• 再起動を繰り返す
• 通信できない

などの不具合は発生していません。

なお、M1 Macを入手してから macOS BIg Sur でずっと発生していた

• 再起動時にエラーメッセージが出力される

件について、macOS 11.3.1では修正されていることを確認しています。

その他、何か見つけた際には更新します。

macOS Big Sur 11.3.1 のサイズ、更新所要時間は？

実機で確認したmacOS Big Sur 11.3.1 のサイズ、更新所要時間は次のとおりです。

[memo title=”MEMO”]※時間未記入なものは執筆時点で時間が確認できないため、確認後追記します。[/memo]

※1：有線LANを使用
※2：Wi-Fiを利用

最低60分、できれば90分Macを使わずに済む時間を確保ください。

TimeMachineによるバックアップを行う場合にはプラスαでバックアップする時間を確保してください。

Macbookに関しては、

• 安定・高速なWi-FI接続、または、有線LAN
• 電源

環境を整えた上で作業することを強く推奨します。

macOS Big Sur 11.3.1 の内容について

システム環境設定のソフトウェア・アップデートを選択すると次の画面が表示されます。

「このMac用のアップデートがあります macOS Big Sur 11.3.1」と表示されます。

「詳しい情報…」をクリックすると詳細が表示されます。

上にはサイズ、下のボックスにはアップデートの詳細が記載されています。

macOS Big Sur 11.3.1のMac mini (M1, 2020)では2.4GBとありますが実際にダウンロードされた容量は3.30GBでした。

[alert title=”注意”]サイズは機種によって異なる場合があります。[/alert]

「macOS Big Sur のアップデートの新機能」にmacOS Big Sur 11.3.1の詳細が記載されるはずですが、2021年5月5日21:30現在まだ記載されていません。
（英語版である「What’s new in the updates for macOS Big Sur」には記載されています。翻訳待ちの状態です。）

macOS Big Sur 11.3.1では重要なセキュリティアップデートが提供されることのみで、バグ修正に関する記載はありません。

[memo title=”MEMO”]macOS Big Sur全体については、公式サイトの「macOS Big Sur」「macOS Big Surで利用できる新機能。」をご確認ください。[/memo]

macOS Big Sur 11.3 のセキュリティコンテンツについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」で「macOS Big Sur 11.3.1」をクリックすると詳細が表示されます。

macOS Big Sur 11.3.1では1つのカテゴリで2件のセキュリティ問題（CVE）に対応していることがわかります。

macOS Big Sur 11.3.1 更新手順

macOS Big Sur 11.3.1への更新手順は次のとおりです。

[open title=’macOS Big Sur 11.3.1への更新手順を確認するにはクリックして展開します’]

[timeline][tl title=’1.【システム環境設定】アイコンをクリックし起動します。’]

[/tl][tl title=’2.【ソフトウェア・アップデート】アイコンをクリックします。’]

[/tl][tl title=’3.「このMac用のアップデートがあります macOS Big Sur 11.3.1」と表示されていることを確認し、【今すぐアップデート】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’4.ライセンス契約の画面が表示されたら【同意する】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’5.ダウンロードが始まります。’]

準備中となります。

[/tl][tl title=’6.【今すぐ再起動】をクリックします。’]

[alert title=”注意”]明示的に【今すぐ再起動】をクリックしなくても60秒後に自動的に再起動が始まります。[/alert]

[alert title=”注意”]ログインユーザ（管理者アカウント）のパスワードの入力を求められた場合はパスワードを入力し【OK】ボタンをクリックします。

[/alert]

[/tl][tl title=’7.ログイン後「このMacは最新の状態です – macOS Big Sur 11.3.1」と表示されることを確認します。’]

[memo title=”MEMO”]自動的に表示されない場合は、「システム環境設定」→「ソフトウェア・アップデート」をクリックしてご確認ください。[/memo]

以上でmacOS Big Sur 11.3.1へのアップグレードは完了です。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

[/open]

macOS Big Sur 11.3.1 適用確認方法

macOS Big Sur が更新されているか確認するには次の手順で確認します。

[open title=’macOS Big Sur 11.3.1の適用確認手順を見るには展開します’]

[timeline]

[tl title=’1.メニューバーの【リンゴマーク】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’2.表示されたメニューから【このMacについて】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’3.macOS Big Sur バージョン 11.3.1と表示されることを確認し、【システムレポート…】をクリックします。’]

[/tl][tl title=’4.左ペインをスクロールし【ソフトウェア】をクリックし、左ペインの「システムのバージョン」が「macOS 11.3.1 (20E241)」と表示されることを確認します。’]

[memo title=”MEMO”]「カーネルのバージョン」が上がり「Darwin 20.4.0」となっています。[/memo]

[/tl][tl title=’5.さらに、左ペインで「ソフトウェア」→「インストール」の順にクリックし、右ペインのソフトウェア名に「macOS 11.3.1」と表示されることを確認します。’]

[alert title=”注意”]M1モデルのMacの場合、「インストール」に表示されない場合があります。

[/alert]

以上で確認は終了です。

[/tl][tl][/tl][/timeline]

[/open]

おわりに

メジャーアップデートから1週間でのマイナーアップデートとなりました。

2件のセキュリティ問題にのみ対応したアップデートということで、それだけ緊急度・重要性の高い修正と言えます。

macOS Big Sur 11.3の方はアップデートすることをオススメします。

その他、何か不具合があった場合には更新していきます。

では、今回はこの辺で。

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