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watchOS6.1.1(17S449)リリース。10件のセキュリティ問題に対応したメンテナンスリリース。アップデートすべき?待つべき?所要時間、不具合は?

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watchOS 最新リリース情報

2022年7月21日。watchOS 8.7(19U66)がリリースされました。詳しくは次の記事を参照ください。

watchOS 8.7(19U66)リリース。改善・バグ修正および重要なセキュリティアップデート(17カテゴリ27件)を含むメジャーアップデート。更新すべきか否か?所要時間、サイズ、更新後の不具合の有無についてご紹介

2022年8月18日。Apple Watch Series 3専用の watchOS 8.7.1(19U67)がリリースされました。

2019年12月12日。iOS13.3リリースに合わせて、watchOS 6.1.1がリリースされました。10件のセキュリティ問題に対応したメンテナンスリリースとなります。早速、更新したのでアップデートすべきか否か、変更点、所要時間、導入後の不具合の有無、更新手順についてご紹介します。

ベースとなるiOS13.3、関連するiPadOS13.3、macOS Catalina 10.15.2の情報について合わせてご確認ください。

クリックできる目次

watchOS 6.1.1アップデートすべき?待つべき?

今回のwatchOSのアップデートはwatchOS 6.1からwatchOS 6.1.1と3番目の数字が変更となるメンテナンスリリースの位置づけとなります。

watchOS6.1.1では10件のセキュリティ問題への対応となっています。

watchOS 6.1.1にアップデートした方が良い方は次のとおりです。

  • watchOS 6にアップデートした方
  • 最新版を利用したい方

逆にwatchOS 6.1.1へのアップデートを待った方が良い方は次のとおりです。

  • watchOS 5以前をご利用の方
  • iOS 12台をご利用の方
  • 慎重派の方

個人的にはwatchOSについてはアップデートしても良いと思いますが、watchOS 6はiOS 13ベースとなっているため、wachOS 5台&iOS 12台の人はベースとなるOSを合わせる意味でアップデートは控えた方が良いと思います。

watchOS 6.1.1アップデート後の不具合について

2019年12月13日13:30現在、Apple Watch Series 3 42mmのwatchOSを6.1から6.1.1にアップデートしましたが、次のような不具合・問題は発生していません。

  • 起動しなくなる
  • 再起動を繰り返す
  • 通信しない
  • 利用できない

何かありました際には適宜更新します。

watchOS 6.1.1のアップデートのサイズ、所要時間について

watchOS 6.1.1のサイズ、所要時間は次の通りです。

機種更新前
watchOS
サイズ全体
所要時間
ダウンロード
所要時間
インストール
所要時間
更新後
パージョン
Apple Watch Series 3
42mm
6.1
(17S84)
222MB19分以上?分
19分
6.1.1
(17S449)

※Wi-Fi利用。自動インストール&起動しており、画面キャプチャの時刻から算出したため、正確な時間は不明。

watchOSのアップデートは、

  1. インターネットからiPhoneへのアップデートファイルのダウンロード
  2. iPhoneからAppleWatchへのアップロード

と2段階のインストールとなるため、インターネット接続環境、iPhone-AppleWatchの通信状況に大きく依存します。

最低1時間以上、可能であれば2時間程度、iPhoneならびにAppleWatchを利用しなくても問題のないタイミングでアップデートを実施してください。

また、watchOSの更新については、

  • Apple Watchが充電器に接続されていること
  • Apple Watchが50%以上充電されていること
  • Apple WatchとペアリングしているiPhoneが同一のWi-Fiに接続されていること

を確認の上、アップデートを行うようにしてください。

watchOS 6.1.1の更新内容

Watchアプリのソフトウェア・アップデートには次の画面が出てきます。

注意

サイズはApple Watchの機種、現行のバージョンによって変わります。

公式サイト「watchOS 6 のアップデートについて」の「watchOS 6.1.1」には次のように記載されています。

watchOS 6.1.1

watchOS 6.1.1では、重要なセキュリティアップデートが含まれます。このアップデートはすべてのユーザに推奨されます。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

watchOS 6.1.1では、主だったバグ修正や改善についての記述はありません。

watchOS 6.1.1セキュリティアップデートについて

公式サイト「Apple セキュリティアップデート」から「watchOS 6.1 のセキュリティコンテンツについて」にアクセスし、「watchOS 6.1.1」を見ると、次のように10件のセキュリティの問題(CVE)に対応しています。

watchOS 6.1.1

2019 年 12 月 10 日リリース

CallKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:Siri を使ってかけた電話が、モバイル通信プランが 2 つ有効になっているデバイスで、間違ったプランを使ってかかってしまう場合がある。
  • 説明:Siri で発信した通話の処理における API に脆弱性がありました。この問題は、ステート処理を改善することで解決されました。
  • CVE-2019-8856:TERRANCLE SARL の Fabrice TERRANCLE 氏

CFNetwork Proxies

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。
  • 説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
  • CVE-2019-8848:Qihoo 360 Vulcan Team の Zhuo Liang 氏

FaceTime

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意のあるビデオを FaceTime で処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
  • 説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
  • CVE-2019-8830:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

IOUSBDeviceFamily

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8836:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:脆弱なコードを削除することで、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8833:Google Project Zero の Ian Beer 氏

カーネル

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8828:Cognite の Cim Stordal 氏
  • CVE-2019-8838:InfoSect の Silvio Cesare 博士

libexpat

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意を持って作成された XML ファイルを解析すると、ユーザ情報が漏洩する可能性がある。
  • 説明:この問題は、expat バージョン 2.2.8 にアップデートすることで解決されました。
  • CVE-2019-15903:Joonun Jang 氏

セキュリティ

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8832:Georgia Tech の SSLab の Insu Yun 氏

WebKit

  • 対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
  • 説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
  • CVE-2019-8844:William Bowling 氏 (@wcbowling)

ご協力いただいたその他の方々

アカウント

  • Kishan Bagaria 氏 (KishanBagaria.com) およびラフバラー大学の Tom Snelling 氏のご協力に感謝いたします。

Core Data

  • Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏のご協力に感謝いたします。

Apple 製以外の製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトは、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選定、性能、使用については一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性については一切明言いたしません。インターネットの使用にはリスクがつきものです。詳しくは各社にお問い合わせください。その他の会社名や製品名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。

公開日: 12月 12, 2019

セキュリティへの意識高い系の方は対応するためにアップデートすることを強くオススメします。

watchOS 6.1.1へのアップデート手順と確認方法について

watchOS 6.1.1へのアップデート手順

watchOS 6.1.1へのアップデート手順は次のとおりです。まっ、今までと変わりませんが…

STEP
【Watch】アプリの起動

Apple WatchとペアリングしているiPhoneで「Watch」アプリをタップし起動します。

STEP
【一般】の選択

マイウォッチ画面で画面をスクロールし「一般」をタップします。

STEP
【ソフトウェア・アップデート】の選択

一般画面で「ソフトウェア・アップデート」をタップします。

STEP
【ダウンロードとインストール】の選択

ソフトウェア・アップデート画面で「watchOS 6.1.1」であること、また、ダウンロードサイズを確認し、「ダウンロードとインストール」をタップします。

STEP
【インストール】の選択

Apple Watchへのアップデートファイルのダウンロードが完了すると、「インストール」と表示されるため、「インストール」をタップします。

あるいは時間が経つとそのままインストールが続行されます。

STEP
バスコードの入力

パスコードを入力します。

STEP
利用規約に同意

利用規約で「同意する」をタップします。

STEP
インストールの実施

「確認中…」「インストール中…」に変化し、、、

「watchOS 6.1.1 お使いのソフトウェアは最新です」と表示されます。

が、実際のApple Watch上ではインストールが完了していませんのでご注意ください。

watchOS 6.1.1にアップデートされたことの確認

Apple Watchに時計のフェイスが表示されればwatchOS 6.1.1へのアップデートは完了しています。

が、iPhoneやApple Watchでアップデートされたことを確認するには次の手順で確認します。

iPhoneのWatchアプリでの確認

STEP
iPhoneで【Watch】アプリを起動
STEP
【一般】を選択
STEP
【ソフトウェア・アップデート】を選択

ソフトウェア・アップデート画面に「watchOS 6.1.1 このソフトウェアは最新です。」と表示されることを確認します。

STEP
【情報】を選択

一般に戻り「情報」を選択します。

Apple Watchの「設定」アプリでの確認

Apple Watchの「設定」アプリでもwatchOS6.1にアップデートされたことを確認できます。

STEP
Apple Watchで【設定】アプリを起動
STEP
【一般】を選択
STEP
【情報】を選択
STEP
バージョンを表示

Apple Watchの画面をスクロールし、「バージョン」に「6.1.1 (17S449)」と表示されることを確認します。

STEP
ソフトウェア・アップデートを選択

一般に戻り、ソフトウェア・アップデートを選択します。

STEP
アップデートの完了を確認

Apple Watchは最新です。と表示されることを確認します。

おわりに

ベースとなるiOS/iPadOSはさまざまな問題を抱えているためか、数日から2週間に1度の更新か続いており、まだ安定していない状況です。

連携するOSであるwatchOSも6→6.0.1→6.1と3回目の更新となっており、いかがなものか。という感じがしないこともありません。

特に今回は私の環境だけなのかもしれませんが、更新に2時間以上もかかり、それが日中だったため、iPhoneが使えなくて結構不便を感じました。

早くApple Watch単体でダウンロードからインストールまで完了するようになってもらいたいな。と思います。

今後もwatchOSの情報がありましたら更新をしていきます。

では、今回はこの辺で。

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watchOS リリース履歴

watchOS
watchOS 4
watchOS
watchOS 3
watchOS
watchOS 2
  • 2016年07月18日 watchOS 2.2.2リリース
  • 2016年05月16日 watchOS 2.2.1リリース
  • 2016年03月21日 watchOS 2.2リリース
  • 2015年12月09日 watchOS 2.1リリース
  • 2015年10月22日 watchOS 2.0.1リリース
  • 2015年09月22日 watchOS 2.0リリース

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この記事を書いた人

コンピュータ会社に勤めるサラリーマン。
Apple製品、電子小物など、新しいものが大好き。
インターネットビジネス、ブログ運営など、学ぶことが大好き。
グルメ、旅行、映画鑑賞、音楽鑑賞など、楽しむコトが大好き♪
でぐっちの知見と体験が世の中に広まり、役に立つことを願って。

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