iOS 14.2（18B92）リリース。10件の機能改善、14件のバグ修正、24件のセキュリティ問題（CVE）への対応を含むメジャーリリース。アップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、時間、更新後不具合の有無についてご紹介

2020-11-06

iOS 最新リリース情報

2022年9月23日。iOS 16.0.2がリリースされました。詳細については次の記事をご確認ください。

iOS 16.0.2（20A380）リリース。5件のバグ修正に対応した新機種、新OS向けの緊急メンテナンスリリース。アップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、時間、更新後不具合の有無についてご紹介

2020年11月6日。前回のメジャーリリースから2週間ちょい。iOS 14.2（18B92）がリリースされました。2連続となる2番目の数字が増えるメジャーアップデートです。10件の機能改善と14件のパグ修正、24件のセキュリティ問題（CVE）への対応を含んでいます。

iOS 14.2にアップデートすべきか否か、サイズ、更新内容、所要時間、更新後不具合などについてご紹介しています。

また、同日にiPad用のOSもiPadOS 14.2、Apple Watch Series 3以降に対応したwatchOS 7.1、Macに対応したmacOS Catalina 10.15.7追加アップデートがリリースされています。対象のiPad、Apple Watch、Macをお持ちの方は合わせてご確認ください。

[memo title=”MEMO”]セキュリティアップデートとして、

iOS 12.4.9 （iPhone 5、6/6 Plus、iPad AIr第1世代、iPad mini 2/3、iPod touch第6世代）

がリリースされてます。対象機種をお持ちの方は公式サイトをご確認ください。[/memo]

クリックできる目次

iOS 14.2 アップデートすべき？待つべき？

iOS 14.1がリリースされてから2週間ちょい。今回は2連続となる2番目の数字が増えるメジャーアップデートです。

「iOS 14 のアップデートについて」の「iOS 14.2」を見ると、10件の機能改善と14件のバグ修正が含まれています。

また「Appleセキュリティアップデート」の英語版見ると、iOS 14.2には24件のセキュリティ問題（CVE）への対応は含まれています。

かなり多くの人にアップデートしてもらいたいと思いますが、リリース直後の時点でアップデートしてもいいのは、

iOS 14以降にアップデートした方
当該現象が発生している方
iPhone 12 / 12 Pro / 12 mini / 12 Pro Maxを持っている方
HomePod miniを持っている方
何が何でも最新版が良い方

です。

仕事で特殊アプリを利用している人
大金ぶっこんだ大切なゲームアプリがある人
その他専門的なアプリを使っている人

はアプリ側からiOS 14の正式対応のアナウンスされていればアップデートの検討をしても良いかと思います。

メジャーアップデートのため予期せぬ不具合が発生する可能性はあるので、上記アップデートしても良い方の中でも、

慎重派の方
問題発生時に対応が出来ない方

については、まず2週間様子を見てください。

iOS 14.2 アップデート後の不具合について

2020年11月6日13:00現在、手元にあるiOS 14.1のiPhone 11 Pro MaxをiOS 14.2にアップデートしましたが、

文鎮化する
起動しない
再起動を繰り返す

などの不具合は発生しませんでした。

その他、不具合については気づいたら更新します。

iOS 14.2 サイズとアップデート所要時間、更新後のパージョンについて

今回のiOS 14.2のリリースに伴い、手持ちのiOS 14.1のiPhone 11 Pro Maxのアップデートを実施しました。

アップデートのサイズや所要時間はアップデート前の環境、通信環境に大きく依存しますが次のとおりです。

機種	更新前バージョン	サイズ	全体所要時間	ダウンロード所要時間	インストール所要時間	更新後バージョン
iPhone 11 Pro Max	iOS 14.1 （18A8395）	1.4GB	31分	14分 ※1	17分	iOS 14.2 （18B92）

※1：Wi-Fiを使用

アップデートする際には、

最低45分、できれば1時間以上iPhoneを使用しなくて済む時間
最低20%充電されていること
電源に接続された環境
安定したWi-Fi環境

を確保した上でアップデートをしてください。

iOS 14.2 の更新内容について

iPhone上では【ソフトウェア・アップデート】画面で次のように表示されます。

iOS 14.1のiPhone 11 Pro Maxでのサイズは1.4GBでした。

[alert title=”注意”]サイズは、機種ならびに現在のパージョンによりサイズが異なります。[/alert]

「詳しい情報」をタップすると詳細「このアップデートについて」を確認できます。

相変わらず文字小っさ！

「このアップデートについて」によると、10件の機能改善と14件のバグ修正が含まれます。

[memo title=”MEMO”]公式サイトの「iOS 14 のアップデートについて」の「iOS 14.2」にも記載されています。[/memo]

機能改善としては、

iPhone 12 Pro / 12 Pro MaxのLiDARへの対応
MagSafe対応のiPhone 12レザースリーブに対応
HomePodおよびHOmePod miniのインターコムに対応

など、新機種への対応、改善が含まれています。

また、バグ修正としては、

ホーム画面のDockでAppが機能しなくなる問題
パスコードを入寮しようとしたときに、ロック画面のキーボードをタッチしてセ認識されない可能性がある問題
“天気”ウィジェットにコンテンツが表示されないことがある問題
Apple Watch Appを開いているときに、よきせずApple Watch Appが終了することがある問題
デバイスがワイヤレスで充電されない可能性がある問題

など、見直してみると、そんな現象発生してた気がする。というバグに対応しています。

[memo title=”MEMO”]iOS 14のビジュアル的な紹介は「iOS 14 – Apple (日本)」や「iOS 14で利用できる新機能。」をご確認ください。[/memo]

iOS 14.2 のセキュリティアップデートについて

公式サイト「Appleセキュリティアップデート」の英語版を確認すると、今回のiOS 14.2には24件のセキュリティ問題（CVE）への対応が含まれています。

カテゴリ	件数	CVE番号	対象機種
Audio	2	CVE-2020-27910 CVE-2020-27916	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
CallKit	1	CVE-2020-27925	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
CoreAudio	2	CVE-2020-10017 CVE-2020-27909	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
Crash Reporter	1	CVE-2020-10017	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
FontParser	2	CVE-2020-27930 CVE-2020-27927	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
Foundation	1	CVE-2020-10002	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
ImageIO	1	CVE-2020-27912	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
IOAcceleratorFamily	1	CVE-2020-27905	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
Kernel	4	CVE-2020-27950 CVE-2020-9974 CVE-2020-10016 CVE-2020-27932	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
libxml2	3	CVE-2020-27917 CVE-2020-27911 CVE-2020-27926	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
Logging	1	CVE-2020-10010	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
Model I/O	3	CVE-2020-10004 CVE-2020-13524 CVE-2020-10011	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代
WebKit	1	CVE-2020-27918	iPhone 6s以降	iPod touch 第7世代